| いちご堂 |
「アレルギ−は現代日本の国民病と言っても過言でないほど増えております。特にアトピ−性皮膚炎はますます重症化しているようです。今回はいちご堂の2年半に及ぶ鍼灸 鍼治療で良くなった、重症のアトピ−性皮膚炎の患者さんの体験談を伺うことに致しました。この体験談を通して、いちご堂の鍼灸 鍼治療がアトピ−性皮膚炎に苦しむ患者さんのお役に立つことを願っております。
それでは患者のA男さんをご紹介致します。
A男さんは40才で、生まれて以来ずーっとアトピ−に苦しんで来ました。その間にはきっと色々つらいことがあったと思いますが、そうしたつらいことなども含めてお話下さい。」 |
| A男 |
「今お話があったように、私のアトピ−は生まれつきでして、良くなったことは1度もありません。ですから、良いと言われることはすべてやりましたよ。食事療法、健康食品、気こう療法、鍼灸 鍼治療...。どれでも、結局一番強いステロイド軟膏を塗り続けて来ました。入院も2回しました。ステロイド軟膏をべっとり塗り、ミイラみたいにほうたいを巻いてね。でも、その時は少しは良いのですが退院したらすぐ元に戻ってしまう。ステロイドを止めようとしたこともありますが、リンパ液が吹き出るほどリバウンドが強くて止められませんでした。強いかゆみ。全身の皮膚は赤黒くごわごわして堅い。その上小豆大の皮膚のぼつぼつ(丘疹)が全身に無数にある。朝起きたらシ−ツの上はまるで脱皮でもしたように皮膚が剥がれ落ちている。いちご堂にお伺いした時はこんな状態でした。
もちろんかゆいのはつらいですが一番応えたのは、あまり話したくないことですが、例えば電車に乗って座席に座った時に、隣の人が私を避けるように他所へ行ってしまうことでした。何か悪い病気だと思ったのでしょうね。心の中で”俺も人間だ。何故避ける”と叫んだことも度々でした。」 |
| いちご堂 |
「大変な思いをなさってきたのですね。最初にA男さんを見た時私は息を呑みこみました。今まで何人ものアトピ−の患者さんを治療して来ましたが、症状の凄さと言ったらその人達とは全然比べようがありませんから。ところで、治療の経過は如何でしたか?」 |
| A男 |
「最初の1年間は週3回治療しました。そうですね、最初の頃は治療効果は良く分りませんでしたが、治療回数を重ねるにつれて薄紙を剥ぐようにですが、良くなって来ました。1年経った頃には丘疹はなくなり、皮膚も大分柔らかくなりました。それでも、かゆみはまだかなりあったように記憶しています。」 |
| いちご堂 |
「アトピーの治療の場合、ある意味でステロイドとの戦いだと思うのですが、ステロイドは如何なさいましたか?」 |
| A男 |
「いちご堂の先生からステロイドは徐々に弱いのにした方が良いですよと言うアドバイスを頂きましたので、半年後から徐々に弱いのに切り替えて行きました。1年後には一番弱いのになり、使用頻度も毎日から1日おき2日おきと言った具合に減らして行き、ついに2年後には止めることが出来ました。」 |
| いちご堂 |
「ステロイドの影響力は大きいので、リバウンドを最小限にするには注意深く徐々に止める必要があるのですね。ところで、リバウンドは如何でした?」 |
| A男 |
「そうですね、あることはありましたが、幸にもさほどではありませんでした。
治療回数も週3回、2回、1回と減らしながら続けてきて2年半経ちましたが、お蔭さまで皮膚はすっかり綺麗になり、生まれて初めて人間らしい皮膚になりました。」 |
| いちご堂 |
「患者さんから、どの位で治りますか?と尋ねられることがよくありますが、私は”あせらずにじっくり治療しましょう”と答えることにしています。症状も異なれば体質も違う。生活環境も異なる。何もかも違いますから、分るはずがありません。そして、これは突き放した言い方かもしれませんが、もし、もっと良い所があれば遠慮せずにそちらへいらしゃって下さいと、付け加えます。それが親切だと思うからです。
A男さんはその点模範的患者さんでした。”天は自ら助くる者を助く”と言いますが、はりの場合治療院に足を運ばねばならないしお金もかかる。この患者さんの努力が自らを助けるのですね。」 |
| A男 |
「お褒めに与り恐縮です。」 |
| いちご堂 |
「さて、アトピ−の治療ですが、総論的には”正気(生命力の根源の気、元気の素の気)を補い、邪気(病気の原因の気)を取る”と言ういちご堂の治療原則に従って行います。各論としては、アトピ−は皮膚の炎症性疾患ですので、”いちごのひとり言5”で述べたリウマチ 膠原病の治療に準じて、炎症を根本的に良くする方法を取ります。その上で皮膚を司る経絡から邪気を取ります。これでこの症例が示すように確実にアトピ−は良くなります。
いちご堂は今後共研究を深め、病に苦しむ人々のお役に立ちたいと思います。
A男さん本日はお忙しい中お越しいただき貴重な体験談を有難うございました。」 |
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